「世界が眠りにつくまで、」

これは、外国語を学び続けるいち日本人による、日々の備忘録です。

日記の内容は、本当に起こった出来事かもしれないし、そうではないかもしれません。

 

 日本で生まれて育ったわたしにとって、日本語以外の言語は「外国語」に値します。そして、日本で生まれて育ったわたしにとって、この島国の民にとって、「外国語」がどれだけ「恐ろしいもの」であるかを、少しは知っているつもりでもいます。私たちは通常義務教育の年齢から英語を勉強しますが、教育課程を修了しただけで「英語」が「話せる」ようになる日本人は、ほとんど居ません。そして大半の日本人は(かつての私がそうであったように)、「外国語」とは即ち「英語」であると考えています。それに対する原因も課題もたくさんありますが、それらの諸問題が一朝一夕でどうにかなるような類のものでないこともまた、淋しいけれど、確かなのです。

 ところで、この日記の著者であるわたしは、たった1年間ですが、東欧に存在する小さくも立派な国で、その国の言語を勉強しました。その言語、チェコ語は、「外国語が英語だけではない」ことを私に知らしめるには、充分すぎるほどの力を持っていました。また、幸か不幸か、あらゆる観点から前向きに再考して、やはり英語がとても重要な言語であることを教えてくれたのも、チェコ語でした。そして欲張りなわたしは、自らの母国語を敬いながら、チェコ語を愛しながら、同時に英語も学ぶ方法はないかと考えに考えを重ねました。さらに欲を言うならば、ほかの誰かが持つ恐怖を、わたしが学習する姿を提示し続けることによって、勇気に変えてしまいたい、とも。

 前述のとおり、わたしの母国語は日本語です。日記を読んでいただければ一目瞭然ですが、英語も、チェコ語も、お世辞にも流暢と言える代物ではありません。だからこそ、これを読んでいるあなたには、わたしの文章を「修正して」いただきたいのです。あなたがわたしに出来るのは、「きっと彼女はこういうことが言いたいのだろう」と推察し、推敲することです。それも、匿名で。日記の各日付部分を選択すると、画面が変遷します。文章を修正したいと思ったら、そこから編集し、送信してください。もしもあなたの「修正した」文章が、わたしの求めていたものにより近いと思ったら、わたしは何も言わずに自分の日記を修正し、公開します。また別の誰かが、さらに優れた文章を送ってきた場合は、上書きします。そして、もちろんわたしは勉強を続けていますから、ときどき読み返して、自分で直すことがあるかもしれません。わたしの元へ届く内容に関して、個人名が記載されていたり、修正された文章以外の個人的な意見を受け取っても、わたしは何の反応も示しません。しかし、日本語・英語・チェコ語以外に、あなたの母国語/好きな言語ではどのように表現するかをわたしに教えてくれることは、大歓迎です。わたしに教えてくれる代わりに、あなたがこの日記から何かを得られたら、それはあなたのものです。わたしは、不完全な自分自身のことを、いつでも心から愛しています。それから、外国語を学ぶ喜びと、それによって起こるたくさんの奇跡を、あなたと共有したいと思っています。

 

さあ、一緒に遊びましょう。世界が眠りにつくまで、

 

2020年9月1日 梅澤 菜緒