おとなの大学生活

 

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 齢28にして、突如はじまった大学生活。それだけならまだ頑張れそうなものの、「ふつうに仕事をしながら」という条件つきなのだから、我ながらたいしたものだ。きょうは記録がてらに、週40時間勤務のフルタイムワーカーであるわたしが、どのようにして仕事と大学を両立させているのかを書きのこしておく。

 おもうに、勝負は履修登録からはじまっている。入学前から現在にいたっても、インターネット上で自身の通う放送大学についての情報収集に余念がない立場として、これは自信を持っていえる。例によってわたしは、先輩がたの体験記をかたっぱしから読んだ。そして、授業の選択に際し、「とにかく自分が、おもしろそうだ、または好きだとおもうものをえらんだほうがいい」という何人かの先輩の教えにしたがうことにした。

 先輩がたの中には、いわゆる「やさしい(期末試験の平均点が高く、単位の取りやすそうな)授業」をえらぶひとや、おなじ試験日に受験できる(試験日がそのぶん少なくて済む)科目からえらぶ、というひともいた。これはこれで手がたいというか、テクニカルだなあと関心し、そのセンでも一度かんがえてはみた。しかし結局、すぐにかんがえ直した。後悔するのが目にみえたからだ。だから、たとえ勉強がたいへんでも、純粋に学びたいとおもう授業をとろう。そう心にきめて、3年前期の履修登録をむかえた。

 比較対象がないからなんともいえないが、自分としてはこれが、大正解だった。すくなくとも後悔はないし、得たものはおおきいとおもう。結果的に、後期もおなじ要領で履修登録を終えたから、きっと卒業までわたしは、好きな授業をとりつづけるだろう。

 そして、授業の受け方について。わたしの場合は8科目すべて放送授業だから、ラジオかテレビ方式の授業を、自分の空いた時間ですすめていく。受講するのはきまって、頭がもっともサえる朝だ。つかうのは、スマホ一台だけ。朝の時点で、印刷教材はつかわない。これは再生メディアで調整できるのだが、授業は毎回1.5倍速に設定する(これに慣れるとふつうの速度はあまりにもエレガントで、とてもじゃないが聴いていられない)。

 これで、一回45分の授業を30分まで短縮できる。目がさめたらすぐBluetoothのイヤホンをつけて、朝ごはんを食べる(血糖値が上がる)前の1時間半で、その日の準備をしながら3教科かたづける。ちなみに毎朝これをつづけると、8教科なら、×全15回(=120回)÷3科目=40日で受講しおわる。この方法で、わたしは1学期内で全授業を2周した。

 社会人のおおい放大生のなかには、やすみの日にまとめて勉強する、というひともいるとおもう。もちろん、そのひとに合ったやり方がいちばんいいのだが、わたしは勉強にかぎらず、身につけたいとおもったことはなんでも、習慣にしてしまうのがいいとおもっている。だから大学生のうちは、朝は起きたら勉強するもの、と身体に叩き込む。これで、出勤だろうが休日だろうが、毎日かならず勉強するというルーティーンができあがるから、サボってしまったという焦りはまずなくなる。

 器用な先輩のなかには、大切そうな授業だけをピックアップして聴くひともいるようだが、わたしは全授業をすみからすみまでいったん聴くことにしている。歴史的側面から紐といていく分野がおおいこともあって、流れで理解したいことと、「ぜんぶちゃんと聴いたぞ」という達成感は、ある種の安心感にも変わるからだ。

 さて、ここまで登場しなかった印刷教材(教科書)を、ではいつ読むのかというと、こたえは夜だ。場所はお風呂。もともと湯船につかりながら読書をする習慣があるから、ここにあてがったわけだが、わたしが重きをおくのは復習ではなく予習だ。翌日の朝に受ける予定の3科目を、前日の夜に読んでおく。ここで出てきた関連資料や参考文献のなかで、気になるものがあれば、教科書と一緒にお風呂に持ちこんでいるスマホから、Kindleストアで買ってそれも読む。これは実際に時間をはかってみたのだが、印刷教材なら1単元読みおわるのに、音読しても20分ていどだった。3教科でちょうど一時間。ぬるいお湯ならのぼせる心配はないとおもうが、もしもまねする方がいれば、水没と溺死に気をつけられたし。

 ちなみに、わたしが復習より予習を重視する理由は、安心感を得るためだ。これはおもに以前通っていた語学学校で、両方ためしてみて得た知見なのだが、「はじめてのことをいきなり教わる」よりも、「ちょっと知っていることを深掘りしていく」ほうが、感覚としてよろこびがおおきい。そしてこれはもはや「聞こえ」の話でしかないが、復習するよりも予習するほうが、先回りするぶん「デキるひと」っぽくないか。あくまで私見だが。

 ざっくりとしているが、以上が、放送大学社会人3年次編入生、前期の奮闘記だ。ヤマを張ったり裏技をつかうスキルはないから、結局「まいにち好きなことを、地道にコツコツ勉強する方法」に終止するのだが、だれかの参考になれば幸いだ。

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