白くてかわいい、ちいさな紙

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 突然だが、先日生まれて初めて自分の名刺をつくった。あらゆるメディアがデジタル・データ化の一途をたどる現代において(かつ、それに即したQOLの向上に余念がない身として)新たに紙ベースでなにかを作るとは思わなかったのだが、人生とはなにが起こるかわからない。

 そもそも今回名刺をつくるに至ったのも、先日の転職がきっかけだ。去り際に元同僚に連絡先を聞かれて、走り書きのメモで渡してしまったことが、我ながらスマートでなかったな、と反省したのだ。したがって、今後の人生でひとに連絡先を渡す際は、なんらかの様式美に則りたいと考えたのだった。

 そうと決まれば話は早い。例によってわたしは、大好きなインターネットの波を泳いで、名刺をつくってくれる業者を探した。当然、候補は無限に出てくるのだが、なにぶんこれが初めてのこと。しかもわたしは、れっきとしたビジネスウーマン(?)として生きたことがないから、紙の名刺が世のおとなたちにどれほどの需要があるのかをまるで知らないし、色んなアベレージもわからない。しかし、大きな失敗は避けたい。ということで、「なるべく安くて納期が早い」という基準を持ってたどり着いたのがラクスルというサービスだった。

 今回は、とりあえず最小ロットの100部で注文。価格を抑えたいから、出荷は3営業日後を選択した。ちなみに、これがかなりキモなのだが、「”受付日”から3営業日後」という表記は本当だった。というのも、わたしが会員登録・注文したのは、10月16日の23:50頃(性格が悪すぎる)。感覚として捉えれば「3日後」は20日が妥当なのだろうが、この会社は本当にきっちりしている。事実上の「3日後」、10月19日にはもう、完成した名刺はわたしの手の中にあった。配送方法を宅急便にしたとはいえ、仕事が早すぎる。メール便を選択するともう少しかかるようだが、そのぶん費用は抑えられるため、これは今後も適宜使い分けたいところ。


 現物の写真は上↑のとおり。デザインは、豊富に用意されたフォーマットのなかからシンプルなものを選び、3分程度で完成。外部データをひっぱることも可能だったから、ちゃっかりHPのQRコードを載せてみた。もちろんカラーも両面印刷もできるようだが、裏面をメモがわりにしたかったから、今回は片面モノクロ印刷。うん。シンプルでミニマル、気に入った。紙ベースのアイテムからひさしく離れていたが、あらためて手にとるとかわいくて落ち着く。現実世界でお会いする方、どうぞ一枚もらってやってください。